Limited Edition Collector's Guide MontBlanc

昨日、ある方からMontBlanc Limited Edition Collector's Guide を頂いた。

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1991(1992?)~2010までの限定シリーズが網羅された高級版カタログ

 

これは非売品なのかとは思う。海外のオークションやヤフオクでもたまに見かけるけれど。

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いや~実に煌びやかだ。

逆立ちしても買えない万年筆ばかり。。。

出るのは溜息と涎ばかり・・・

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特にマイセンシリーズがこんなに出てるとは知らなんだ。

限定品でも初めて目にするペンもある。

 

そして、このキメ文句。。。

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そうだよね。そうなんだよね。

 

そして、久しぶりに手持ちのMontBlanc軍団をメンテしてあげる夜であった。。。

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枢機卿の紅 ANCORA RAPAHEL Limited.Edition.2010

日本では情報の少ないイタリアメーカー“ANCORA”

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創業年は意外と古く、老舗のひとつ。ただ一度廃業しているので、現在の企業はいわば復刻といったところか。

主なマーケットはイタリア本国ではなく、ロシア圏が中心。

だからなのかは不明だが、限定品のモチーフに正教系の影響を強くうけたデザインが目立つ。

この万年筆もそんな中のひとつ

ANCORA RAPAHEL Limited.Edition.2010

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まさに『枢機卿の紅』である。

ラファエロが描いた絵画にはこの『紅』が効果的に使われている(と個人的には思っている)

その紅色を万年筆で表現したのだと私は解釈している

 

クリップや装飾は実にANCORAらしさが出ている

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一応、バーメイル仕様のようだ。

 

このメーカー最大の特色はペン先

なにせ、凄く穂先の長い所謂 “ハイレグペン先” を作り続けている事でも有名

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割り切りがズレていたり、インク出に問題があったりと、色々お騒がせなメーカーではあり、自分も手元に届くまでは不安だった

 

しかし、届いたこいつは見事に“当たり”

いまのところ何の問題も無く使用中。

このペン先、ヘロヘロに柔らかいという代物ではなく、適度に弾力を持っている。

とは言え、国産万年筆の弾力とは別な感覚なので慣れるまで結構苦労の連続。。。

基本的に横文字用の万年筆だからね。致し方ない。

 

今では立派な相棒の1本となっておりやす。

SAILOR有田焼万年筆のレビュー

SAILOR有田焼万年筆です。

有田焼の技術とSAILORの技術が融合した逸品。。。

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保管用のペンシースと画像には無いですが、有田焼の筆休めが付属します。

画像では表現出来ませんが、実物は陶器の透明感がハンパないです。

下地は白で、そこに文様と色付けをしてあります。

恐らく海外向けのTheARITAだったのでしょう。定価よりもかなりお安く入手する事が出来ました。

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TheARITAシリーズは青が人気のようですが、あえて緑をチョイス。ポルトガル風をイメージした文様に惹かれました。

キャップは尻軸にポストできません。

しかし、胴軸に太さがあるためキャップ無しの筆記バランスに違和感はありません。

某海外有名メーカーの限定品と比べると実用を重視して作られているのがわかります。

エボナイトなどとはまた違った感触で心地よいですね。

 

ペン先はSAILOR中型21K 字幅は(M)のみ

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SAILOR独特の柔らかさを持ったペン先です。

いつぞや、もう引退されたSAILORのペンドクターが金額によってペン先の調整度合を変えていて、「3万円には3万円の、5万には5万の、10万円のペンは10万のペン先じゃないと買った人が納得しないでしょ」と言っておりましたけれど。。。

まさにその通り!

こんなペン先は体験した事がない(KOP以外でという意味。大げさか?)

何というか、まったりした柔らかさ。運筆が早いと追いつかない事もあるような柔らかさ。言葉で表現するのが非常に難しい・・・(笑)

縦書きに適したペン先です。

 

高価な万年筆ではありますが、毎日持ち歩いて使っています。

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ただ、難なのが、やっぱりインク持ち。。。もう少し大型のコンバータ開発してくれないかしら?SAILORさん。

CROTON手巻き式時計

CROTON社1940年頃と思われるスモールセコンドタイプの時計です。
大きさは現代の時計に比べるとかなり小さいです。ボーイズサイズといったところでしょうか。当時のメンズはこの大きさが普通だったのですね。
CROTON社は1878年にアメリカで創業。その後、資本関係でNIVADA社と提携し一時期はWネームの時計も発売していました。
欧米では機械式入門用としてそこそこ人気があります。ただ人気のある機種は自動巻きかクロノグラフタイプですね。画像のタイプは今でも安価で入手出来ます。
このシンプルなフェースが好きです。
今のCROTONは名前だけ残り、中華関係の会社

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が名前を使って商売しています。

TOKYU MUSIC LIVE2013

TOKYU MUSIC LIVE2013
Bunkamuraオーチャードホール
武部聡志プロデュース/歌は、未来へ続いている

5/30(木)懸賞で当たったので行ってきました。
武部聡志さんは有名歌手やバンドのプロデュースやユーミンのツアー監督などをやられている方で、もっともわかり易いのはTV「僕らの音楽」を作っている方です。
ゲストは
スターダストレビューの根本さん
チューブの前田さん
一青窈さん
の3人です。
オープニングは「僕らの音楽のテーマ」から
武部さんワールド全開で、約2時間半、観客をまったく飽きさせませんでした。まるで『僕らの音楽』を舞台で観せて頂いてるよう。
そしてこの3人の凄いこと!
一青窈さんの独特の世界観、スタレビ根本さんの哀愁漂うバラード、そしてチューブ前田さんの観客煽り(笑)
この3人のコラボは神のごとく素晴らしいものでした。
5/30 5/31 の2日間行われます。
とっても素敵な時間を過ごさせて頂きました。

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SANDOS社ミリタリー風ビンテージ腕時計 17石手巻き式

SANDOS社のビンテージ腕時計です。
ミリタリー風のフェイスで17石手巻きです。
この会社、懐中時計では評価が高いですが、腕時計はそれ程の評価では無いようです。
ですので、中古品を探せば結構安価で入手する事が出来ます。
SANDOS社は2000年にスペインのムンレコグループに吸収され、世界に販売網を持ちました。現在はクォーツムーブの時計をラインナップしています。
OH時に蛍光を塗り直して頂いているので、暗闇でも結構光ります。

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ぺんてるの伝説 EXCALIBUR ⅱ

excaliburの世界2回目

ここから実際の万年筆です。

まずは 『スォードインザストーン』

これは名前の通り天冠と軸に石を組み込んだ限定品

 

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かなり大柄なペン。

キャップにルーン文字が刻印され、クリップは剣をイメージ(全てのモデル共通のクリップイメージ)

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ペン先も大型18Kニブ 字幅は(F)(M)の2種類

キャップは尻軸に嵌らない構造だが、バランスは良い。

PILOTの四角い万年筆のイメージ(名前忘れた・・・)

 

そしてこちらがドズマリー アーサー王が妖精からexcaliburを渡された湖のイメージ

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キャップにルビーが嵌め込まれる(人工石)

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今までの2本はexcaliburの中でも限定品であったのに対し、これはスタンダードの1本

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軸にオランダ水牛を使用した“コルベニック”

 

軸の磨きが見事

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キャップも独特で、アーサー王伝説に登場するコルベニック城をイメージしている。

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クリップには波紋まで象嵌する手の入れよう。。見事。

 

個人的偏見満載で書き味の評価

コルベニックは至って普通の書き味。PILOTの15号ニブに近い感覚だろうか。

スォード、ドズマリーに関しては、非常に柔らかい筆致。

このシリーズ、明らかにスタンダードと限定品のペン先設計思想が違うように思う。

 

しかし、この “普通” という感覚が大切。

だって、日常使用する筆記具が “普通” でなかったら、さぁ大変 でしょ。。

excaliburシリーズは飾っておく万年筆では無く、毎日使ってこそのペンなんだと改めて思う。

確かに人前で使うには若干勇気の要るペンではあるが(笑)

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